良いサービスが必ずしも世に広がるとは限らない?フリーミアムモデルを考えてみまっす

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manaveeとの提携

先日、運営する勉強方法.comとの提携のためmanaveeの担当者とお会いしてきました。

manaveeというのは大学受験のための勉強の授業動画を無料で配信するサイトであり、団体です。

 

代表がまた面白い人で、東大に入る際に東進を使っていて、こういう高い受験産業は不要、東進ぶっつぶす!

みたいなキャッチ―な事を言っている人。

ただ、サービス自体は本当に有益で無料で、講義動画を配信しています。

やっぱり受験サプリなんかの認知度に比べると低いかも知れませんが、動画数など含め実は圧倒的な動画数があります。

この辺はリクルートとかのプロモーションには太刀打ちできないでしょうから仕方の無い所だと思います。

ここで少し寂しいのがこうした良いサービスがもっと広がって欲しいな、という所。

良いサービスだからと言って必ずしも広がる訳では無く、しょうもないけどビジネスとして成り立っているようなサービスはいくらでもある。

この辺は資本主義の流れに抗わず、適切な距離を保って付き合っていくしか無いのかなとも思う所です。

自活する組織

代表が絶対にサービスは無料!と言っているようで、マネタイズの部分は模索中のようです。

この辺、広告などのマネタイズを徹底的に嫌っていたマークザッカーバーグに通ずるところがあるかも知れません。

 

個人的には、ボランティアなどの自活できない組織はあまり好きではなくて、やはり永続的に組織活動を行うためには少なくとも活動資金くらいは捻出すべきだという考えです。

企業協賛や寄付などを得ているようですが、そこら辺が今彼らの悩みでもあり、苦労している部分でもあると思います。

ユーザーに対して無償、というモデルは素晴らしいと思うので、それは是非堅持してもらいながら、方法を模索していって欲しいと思います。

彼らは優秀なので、きっといくらでもうまいやり方は思いつくと思うし、出来ると思っていますし、実際に会った彼らからも感じました。

 

また、素晴らしいな、と思ったのが動画の権利関係の部分がかなりオープンだったこと。

権利は保持して、流出などを防ぐという色合いがあまり無く、広がるならどんどんOKというスタンスで勉強方法.comにも動画掲載で提携する事となった。

この辺りはやはり新しい時代のオープン化、シェア化に対する彼らの柔軟性を見た気がします。

将来歳食って既得権益保護、みたいな流れにならないで欲しいなと切に思います。

 

フリーミアムモデルで収益を

先日、たまたまSPIKEというあっとコーチでも利用している決済手数料が無料のサービスの解説が出ていた。

クレジットカード加盟店手数料が無料のSPIKEは、なぜ手数料を0%に出来るのか調べてみた。そのビジネスモデルの仕組みを解説。

 

実際のビジネスモデルの部分は他にもあったりすると思うが、要は大口顧客からのみ収益化し、小口は無料で間口を広げる、というモデル。

小口には参入しやすく、成長したらお金を取る。実に理想的なモデルでもあります。

 

さて、manaveeについて考えてみると、やっぱり真っ先に思い浮かぶのは広告。ただ、安易な広告は避けたい、という気持ちは大いに分かる。

わたくしのサイトは普通に入れさせてもらってますが・・・

 

となると、やっぱり学校や塾・予備校との提携が一番かなと感じた。

講師陣のスキルが上がり、質が高まれば、その辺の塾の先生や学校の先生よりいい授業をするようになるはずでそれを企業や法人向けには有償で配信契約を結ぶ、というもの。

それが出来ると、ユーザーには無償で提供される事は担保されつつ、収益も上げられるようになる。

もちろん、そんな簡単な事では無いと思いますが。

まあでも彼らだったら、そんな従来の概念に縛られたようなモデルでは無い新しい収益モデルを作れると思うし、期待してます。

 

やっぱり若い人たちはいいですね。色々といい刺激を受けました。

お互いこれからうまいことやっていければと思います。頑張ろう!

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